世界一小さな絵本屋

更新2007.07.05
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世界一小さな絵本屋をはじめました。
あなたがめぐり会いたかった本と、
あなたにめぐり会いたかった本が、
出会えますように。

7月1日あたりのねこひ


 

日本の風土

日本に緑の多いのは、雨が多く湿度が高いためだという。絵本画家赤羽末吉氏は、日本文化を湿度から生まれた「カゲリ」のなかの文化だと言った(『私の絵本ろん』赤羽末吉著、偕成社)。
幾つかの外国に行ったが、帰って来たとき飛行機から見る日本のもっこりした緑には、いつも心打たれる。その湿度が、やさしすぎるやさしさ、「カゲリ」の美しさを作っているのだ。雨の日の緑は殊更美しい。どんなに社会がおかしな方向へ進んでいても、この風土がある限り、日本に住みたいと思う。


窓から見える四季。
『おおきなきがほしい』
(佐藤さとる/文 村上勉/絵、偕成社)
大きな大きな木の上に、自分の小屋を持ちたいな。かおるの小屋はそれはそれはすてき。小鳥やリスが遊びに来て、夏には涼しい風が吹き、秋にはもみじやイチョウのきれいなぱっぱが舞い込んで…。さぁ、一緒に梯子を登りましょう。

みんなが村の中にいた時代。
『つつじのむすめ』
(松谷みよ子/文 丸木俊/画)
夜の山は真っ暗闇。恋する娘と男の前に立ちはだかる。毎夜5つの山を越えて男に会いに行く、火のような娘の心を、男は受けとめ切れない。切なさも、日本独特の湿気をはらんでいましょう。

ぜいたくなかるた。
『日本の昔話かるた』
(小澤俊夫/監修 赤羽末吉/画 日野十成/文、福音館書店)
楽しいリズムのある文と、昔話絵本の第一人者赤羽末吉による画。地味ながらすばらしいかるたです。贈り物にもどうぞ。

 

Pick Up


 
佐藤さとる と 村上勉

不朽の名作『だれも知らない小さな国』(佐藤さとる作、講談社)をはじめ、佐藤さとる氏の童話にぴったり添った独特の絵を描いてきた村上氏。これ以上考えられないほど息のあったふたり。どの作品もため息が出るほどすばらしいものです。私たちはそこから、たっぷりと日本を吸い込むことができるでしょう。緑に潤った風土を瑞々しく柔らかいタッチで描く村上氏の絵を、絵本ではカラーでたっぷり楽しめます。

豆本新刊
『あおば荘の羊』
『トランクひとつの本屋』
『さんちょっとクッキー』
『トゲなしサボテン』
九十九耕一・作 一冊500円

童話作家である九十九さんオリジナルの豆本。好評につき本棚を拡大していただきました。親指の爪ほどの小さな小さな本の中に、心がほんわか温かくなるお話がぎゅっとつまっています。


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