更新2007.05.10
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世界一小さな絵本屋をはじめました。
あなたがめぐり会いたかった本と、
あなたにめぐり会いたかった本が、
出会えますように。

5月7日あたりのねこひ


 

積み木くずし

積み重なっていくものに耐えられず、たまってくるとすぐに捨てたくなる。破壊的な人間なのかしらと少し不安にもなるこの頃です。

前回に続いてカミングアウト的ですが、私は羊に特別興味がありません。羊好きの夫とまとめられて、夫婦で羊好きなように思われることが多いのですが、だったら猫とかのほうがよっぽど興味有り。シルエットがきれいですもの(別に猫グッズとか集めてないです)。わざわざ言うほどのことでもないと思っていたのですが、そのままにしておくと羊をとても好きな方が私も羊好きという前提で羊について熱くその思いを語ってくださることが多く、それ自体はとっても興味深くうかがっているものの、なんだか後の方になって私がそれほど羊が好きでないことが申し訳ないような気分になるので、ここにこっそり記しておきます。

曇りの日に読もう。
『おみまい』
(矢川澄子/文、宇野亜喜良/絵、ビリケン出版)
アンニュイな少女、バラの花、猫、ファンキーなおばさん。出てくるものがもう。ぎりぎりの言葉を支えるのは宇野亜喜良の格好いい構図と効かせどころのわかった絵。スカートのペンギン。

いつか簡単に忘れてしまうかもしれない。
『もあめも』
(鈴木いづみ、トリコロールブックス)
ただの色がきれいな本ならたくさんある。なにげないコラージュも。自己満足で終わらないのは何を越えたから?そのやけっぱち、せつなさ、スピードと静けさが、ぎゅっと何かを掴む。繊維の一本一本が、なぜだかこんなにも胸を打つ。研ぎ澄まされた沈黙のうちにある美しい響き合い。淡々とした語り口と自由さが、また良い。こんな若手作家がいることが、日本にとって頼もしい。

 

Pick Up


あたらしい教科書
プチグラパブリッシング刊 
(2007.5.6現在13巻まで刊行)

こんな本が欲しかった!
大人になってあるテーマの見取り図が欲しくなることがある。けど、先生はもういないし、どこからどう手をつけてよいのやら。そんな時、多彩な写真と細やかな欄外注に支えられたこの本が、あなたをやさしくナビゲートしてくれるはず。
新たな視点を与えてくれる鮮やかな切り口と美しい本の作りが、さすがはプチグラパブリッシング。
13巻まで出ている各テーマどれも興味深いが、小さなねこひの本棚には、特におすすめの2巻「本」、8巻「音楽」、11巻「民芸」を常備。

ねこひの一角に小さな小さな本棚登場
『あおば荘の羊』九十九耕一 500円


童話作家である九十九さんオリジナルの豆本がねこひにやってきました。親指の爪ほどの小さな小さな本に、しっかり読み応えのあるお話がつまっています。羊がモチーフのこの作品は三部作だとか。続きが楽しみです。


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